■治療のながれ
>>生検(術)

これは腫瘍の一部をとるための小さな手術。
主にあたしの場合のような本手術前(以降術前、術後と呼びます)に
化学療法が必要な人が行うミニ手術みたいなものです。
ちなみに入院2日目に行いました。
生検術を行う理由は、術前に化学療法を1度でも行ってしまうと、
腫瘍組織に変性が生じてのちに行う治療に必要な情報を
得られなくなってしまうからです。


>>化学療法ってなに?

化学療法、言い方を変えると抗がん剤投与のことを言っています。
病院内ではみな略して化療と呼んでいます。

化学療法は術前、術後によって行う目的が違います。
(以降術前、術後療法と呼びます。)

術前療法の目的
@腫瘍を縮小させて、より安全に機能的な手足を残すため。
A目には見えない(CTなどでは写らない)転移巣の撲滅。
Bどの薬剤が適しているかを判断するため。

術後療法の目的
転移を予防するためです。
基本的に1年間、月1回のペースで投与しなければなりません。
薬剤によっては短期入院や外来で実施する場合とがあります。
あたしの場合は前者になることでしょう。
(今投与しているものが1週間必要とする薬剤のため。)


>>手術の種類 【悪性腫瘍の場合】

(a)患肢温存手術(治癒的広範囲切除)

字のとおり、患(わずら)った肢(手足)を切り落とさずに残して
骨膜、軟骨、筋膜などを腫瘍のバリアーと見なして、
このバリアー組織で腫瘍部を包むように切除する手術です。
(治癒的広切法)。

またバリアーが無いところでは腫瘍からできるだけ離して切除します。
悪性腫瘍は腫瘍にメスが触れてはならないため、
良性よりも広範囲の切除が必要となります。
広範囲=まわりの健常組織も切除しなければならないため、
有る程度の組織欠損が生じるのはやむを得ません。

安全な切除をした場合次に問題となるのは
いかに切除した組織を再建するかです。
再建の場合、人工関節や人工骨などを使用することもあります。

(b)切断・離断

安全な切除ができないか、安全に切除し様々な再建法を駆使しても
役立つ手足と成らないときに行う手術です。
もちろん、切断は絶対にしたくないっと言う場合があると思います。
このときは(a)の患肢温存手術を行い、再発の予防のために
危険性のある切除部に放射線をあてる放射線治療を行います。


>>リハビリテーション

よく言われるリハビリというものです。
術後いかに術前の元の状態にまで戻せるかは
ここで頑張るしかありません。
また術後の早期リハビリテーションの開始は、
入院期間や、社会復帰までの時間の短縮につながります。